Love leads to sharing
私たちの間にイエスがおられるとき、交わりが生まれ、分かち合うよう導かれます。
富の共有
愛によって「交わり」が生まれる時、私たちは自分のものを自然と相手と分け合うようになります。
フォコラーレでは初代キリスト者共同体にならい、この精神を生きようとしている人の間で「富の共有」が実践されてきました。自分の体験や心に感じたことを信仰の仲間と分かち合う精神的な富の共有、各々の生活状況や必要性に応じて具体的に行う物質的な富の共有もあります。
共有の経済
「共有の経済」は、1991年にキアラ・ルービックの提唱により始まった、福音的精神による経済システムです。得られる利益の一部は「貧しい人々の生活援助」、もう一部は「一致の精神を生きる人々を養成する場の充実」、他の一部は「会社経営の継続」に回されます。
労働と経済
仕事や経済も、この側面に含まれます。
イエスが地上の生活で労働に励まれたように、フォコラーレでは「仕事」も重視します。自らの専門分野において熟練し、仕事の苦労にも耐えながら、人は自己実現し、神の創造の業にあずかり、得られる利益を持たない人と分かち合うこともできます。一方、「神のみ国とその義を求めるなら、必要なものは加えて与えられる」(マタイ6・33参照)と聖書にあるように、私たちの生活は、仕事によって得る糧だけでなく、父なる神から与えられる多くの助けによっても支えられるのを経験します。