私の遺言: 一つの家族であってください
Siate sempre famiglia
もし私が、今日地上を後にするとしたら、
「一つの家族であってください」という一言を最後に残します。
皆さんの間で、精神的に苦しんでいる人がいますか。
母親のように、母親以上にその人を理解し、
皆さんの言葉や模範で照らしてあげてください。
家庭の暖かさで包んであげてください。
健康面で苦しんでいる人がいますか。
その人は特別愛されるべき人です。
苦しみを共に担い、心底理解してあげてください。
皆さんの間に、死を迎える人がいますか。
彼らの立場になり、
私たちが人生最期の時にしてもらいたいことを、
してあげてください。
何かの理由で、喜んでいる人がいますか。
一緒に喜んでください。
その人が魂を閉ざすことなく、
喜びが皆のものとなるように。
共に生活する兄弟と「家族」を作る心、
これを一番大切にしてください。
他のすべてのことは、この後に来ます。
皆さんにできる最もすばらしいことは、
行く先々に「家庭の精神」をもたらすことです。
それは謙遜で、相手の善を願う、真実の完全な愛です。
もし私が、皆さんを残して、地上を後にするとしたら、
私の中におられるイエスが、こう言ってくださるよう願います。
「互いに愛し合いなさい。皆が一つになるように。」
1973年12月25日