これは速さを競うレースではありません。
希望のメッセージを届けるためのランです。
それぞれの地域では、その文化に親しまれているスポーツや活動を取り入れて、自由にイベントを企画することができます。
ダンスをしたり、遊びを取り入れたり、創意工夫に満ちた取り組みが行われます。
大切なのは、多様な世界の中で 友愛と調和への願いを分かち合い、あらゆる壁を取り除くことです。

マレイシアのR4U
Run4Unityの始まり
Run4Unityは、まさにこの精神を 2005年から実践してきました。
フォコラーレ運動の創立者キアラ・ルービックが、スポーツには世界中の若者を結びつける大きな可能性があることに気づいたことがきっかけでした。
その年の 10月9日、第1回Run4Unityがローマで行われました。
多くの少年少女(だけでなく、多くの人々)がサンタンジェロ城からサン・ピエトロ広場まで走り、教皇ベネディクト16世がすべての参加者を祝福されました。
同じ頃、カステル・ガンドルフォではラジオを通して 五大陸と世界の多くの国や都市が結ばれていました。
時には互いに対立することもある国々ですが、その日、彼らは Run4Unityを通して平和と一致への決意を新たにしました。
エルサレムからエジプトのピラミッドへ、広島からバンガロールへ。
都市、国、そして大陸が、赤道の長さに匹敵するリレーのように順番に走りながらつながっていきました。
虹の色を象徴するランナーたちは、宗教、経済、文化の違いを越え、心を開いてこの取り組みに参加しました。

アルゼンチンのR4U
Run4Unityが世界に与える影響
21年を経た今も、Run4Unityは力強く続いています。
紛争や暴力、壁や苦しみに満ちた世界の中で、このイベントは祝祭の雰囲気の中で 希望に満ちたメッセージを発信し続けています。
ティーンエイジャー、若者、子どもたち、家族、グループ、学校、教区、そしてさまざまな信仰や文化をもつ人々が、笑顔で 一致した世界への願いを表します。

メキシコとアメリカの国境の両側で、一緒に走っているティーンズ・フォー・ユニティー
Run4Unityを毎年企画している Teens4Unity
の国際事務局メンバールジ・リトとフェデリコ・ヴィアラは、このイベントを次のように語ります。
「これは、私たちが企画してきた中でも最初期の グローカル(ローカルでありながらグローバル)なイベントの一つです。」とフェデリコ・ヴィアラは説明します。「人類の大きな特徴の一つは、世界中に散らばって暮らしていることです。だからこそ、世界を横断し、包み込み、抱きしめるような“波”を思い描くことができました。それぞれの場所が、それぞれの時間と方法で参加できるのです。
大切なメッセージはこれです。誰もが平和と一致のために「走る」ことができる。」

エジプトのR4U
なぜRun4Unityを続けるのでしょうか
なぜ、この長年築かれてきた大切な遺産を守り続ける必要があるのでしょうか。
フェデリコ・ヴィアラはこう続けます。
「今は世界にとって非常に困難な時代です。しかし、多くの人が、どんなに小さくても 平和と一致のために行動することは、希望を広げる力になります。
また、このティーンエイジャーと若者が成長し、いつか世界が彼らの手に委ねられるとき、彼らが 変化の担い手となることを私たちは願っています。」
ルジ・リトは最後にこう結びます。
「Run4Unityでは、世界のどこにいてもみんなで平和のために祈る瞬間があります。そして他の国とつながり、バトンを渡します。
地域で行動しながら世界とつながることで、私たちは 世界という一つの共同体の一員であることを経験します。
そのとき、私たちは本当に 一致した世界を築いていると実感するのです。」

ナポリのR4U
(2025年4月15日のエドアルド・ザッカニーニの記事に基づいたものです)