
ダニーロ・ザンズッキの消え去ることのない遺産
最初の既婚者フォコラリーノの一人、そして、新しい家庭運動の共同創立者であるダニーロ・ザンズッキは、2022 年 11 月 16 日にグロッタフェッラータ (ローマ) の自宅で、妻のアンナ・マリアと 5 人の子供(フォコラリーニであるキアレッタとミケーレ;既婚者フォコラリーニであるマリア・アニータとジョヴァンニ;フランチェスコ)、そして、12人の孫の何人かに囲まれて 102 歳で安らかに天に旅立ちました。
[全文を読む]フォコラーレが始まった早い段階から、すでに既婚者たちの姿はありました。
家庭生活の土台に福音を置き、一致の精神を生きて実りを分かち合う場として、1967年には「新しい家庭運動」が生まれました。
夫婦としての歩み、子育て、他の家族との交わりなど、家族の生活のさまざまな場面において、一致の精神は活かされています。
夫婦や家族向けの活動のほかに、結婚を控えたカップル、配偶者を失った人たち、離婚などの危機に晒されている人たちにも向けて活動しています。
初期の頃からキアラ・ルービックは、子どもたちの成長や社会を構成する大切なものとして、結婚に対する神のご計画の素晴らしさを讃えていました。
「天地創造のときから神聖なものとして据えられた『結婚』に、一致の精神が植えつけられたなら、神の傑作ともよべる業が生まれるでしょう」とキアラは1974年に話しています。
「新しい家庭」部門の設立にあたってのスピーチ(1967年7月19日)では、キアラはこうよびかけました。
「今皆さんを見ると、イエスが世を目にしたときのことを想像します。世の苦しみを目にして、イエスは深く憐れみました。家庭という、この世の中で最も傷つけられた部分、何よりも見捨てられたイエスに似ている部分が、皆さんにゆだねられているのです。イエスご自身が私たちの目を通して、家庭の苦しみを見つめ、行動することになるのです。憐れむ心が感情だけに終わらず、行動に変えられていくために。」
「新しい家庭運動」は1967年に始まってから、家庭のためにさまざまな国で活動しています。
ロレト家庭学校(イタリア)
イタリアにあるフォコラーレの町ロッピアーノで、一定期間生活しながら、家庭として一致の精神を深め実践する場。そこでの養成を終えた家族は世界中からおよそ1500家族にのぼり、自国で他の家族たちのために活動しています。
ロレト家庭学校を紹介する動画
ファミリーフェスト(家庭のための国際フェスティバル)1980年・1993年・2005年に開催
キアラ・ルービックがファミリーフェストで語った言葉を紹介します。
「こんにち、家庭は『愛』という強い薬を注入する必要があります」(1980年)
「家庭の中では、無償であること、奉仕精神、相互性といった特質が自然に備わっています。同じようなことが人類家族全体にあてはめられるよう、努めましょう」(1993年)
「みなが一つになる時代が訪れるよう、家庭のなかで相互愛を生きて、証しして下さい」(2005年。この年にはローマと世界各国145ヶ所で同時開催された)
「新しい家庭」運動が生まれて40周年を迎えたとき、キアラはこう語りました。
「家庭は社会を構成する最初の細胞です。家庭には、素晴らしくかつ多くを求められるご計画があります。平和な世界を築くためになくてはならないのが家庭です。皆さんは一致の証し、永続する愛と福音の生きた証しとなるために家庭があるのです。喜びのうちに生き、たくさんの心を愛へとひきつけて下さい。フォコラーレに参加するすべての人たちとともに、普遍的兄弟愛を実現するために。」(2007年11月3日)
最初の既婚者フォコラリーノの一人、そして、新しい家庭運動の共同創立者であるダニーロ・ザンズッキは、2022 年 11 月 16 日にグロッタフェッラータ (ローマ) の自宅で、妻のアンナ・マリアと 5 人の子供(フォコラリーニであるキアレッタとミケーレ;既婚者フォコラリーニであるマリア・アニータとジョヴァンニ;フランチェスコ)、そして、12人の孫の何人かに囲まれて 102 歳で安らかに天に旅立ちました。
[全文を読む]2024年2月17(土)・18日(日)の2日間、「新しい家庭学校」が申込中です。
[全文を読む]昨年に引き続き、韓国地域のメンバーが中心となって、2021年10月1日~3日(金・土・日)の3日間、第2回目のオンラインの新しい家庭学校が開催されました。参加者は、韓国、日本、台湾、香港等からで、最終的に278箇所から接続し、455人が参加しました。日本からは34箇所から接続し、51人が参加しました。
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